レポート

JBCF 西日本ロードクラシック E3

2012年7月2日

寄稿者 森 幸一

日時 2012年7月1日(日)
参加者 森、高田、後藤、黒澤、簑原、吉田、山口

広島県 森林公園 サイクリング健脚コース12.3kmを3周回で争われます。
なんと159人がE3クラスタに参加しています。

山口、森、簑原は前日に広島入りしてコースの下見をしています。
コースは、アップダウンが連続して平坦な箇所がほとんどありません。
5%から10%以下の勾配を上ったり下ったりします。
スタート地点からは、連続コーナーを下っていきます。
アップダウンしながら野を超え、橋を超え、広島空港の照明の下をくぐると
通称「三段坂」といわれる箇所があります。
その名のとおり勾配が急・暖・急・暖・急と変化していき、最後は13%位になっています。
三段坂を上り終えると高速の下りです。
ゴール前に8%くらいの短いのぼりを終えるとゴールまで
わずかに上っている幅の広い300mの直線です。
勾配が常に変化しているのでこまめなギアチェンジが必要なコースです。

レース前におげんきカイロプラクティックの山口先生にやる気スイッチを入れてもらいます。
少しでもよい位置からスタートするために早めに並んでいたら、E2クラスタの井戸川が4位に入賞したとの報が入ります。
2名の逃げが決まっていて3位争いのゴールスプリントでしたがわずかに及ばなかった模様です。
E3クラスタもスタート位置に誘導されスタート時間を待ちます。
雷鳴とともに大雨が降ってきました。皆、雨に打たれて震えています。
とにかく寒くてスタートまでの時間が長く感じました。

ようやく号砲です。
こんなに体が冷え切っているのに、スタートダッシュをかけている選手がいるようでかなりハイペースです。
今回はコンディションが悪いので逃げがあれば乗っていく作戦です。
視界が悪く路面もフルウェットのためほぼ一列で連続コーナーを抜けていきます。
前車のあげる水柱の中を走っていると灰色の雲はそのままコースまで降りてきているようです。
口の中がジャリジャリしますが、コーナリングが楽しくなってきて水遊びをしている様な気がしてきました。
かなり集団が長くなっていて私の位置からは先頭が見えません。
少し不安になったので顰蹙を買いながらもコーナーで抜きまくって
ようやく先導車のランサーエボリューションのテールランプが見えたときには2名の逃げができていました。

三段坂手前で集団がけん制状態だったので簑原、吉田に声をかけペースアップします。
1周回を終えた時点で2名の逃げまで20秒です。
集団は縦に長く人数は把握できませんがかなり少なくなっています。
簑原、吉田、黒澤、山口がいます。

空港の照明施設を超えたあたりで逃げを吸収しました。
私と簑原は常に集団前方に位置して逃げに対応できるようにしています。
急坂では必ず誰かが仕掛けるのでマークします。
マークできない場合は、下りで追うのは馬鹿らしいのでそのまま番手を落とします。
前方に位置しながら勝負所まで温存します。

3周回目には雨がやみました。
サイクルプラス広島の2名と私と数名で集団のペースを作ります。
先頭が回ってきてもゆっくりと足を回してすぐ4、5番手に戻ります。
完全にゆっくりペースです。
誰かが飛び出したら追っていこうと思っていました。
三段坂の最後からその後の下りにかけてペースアップすることが
できたら勝機があると考えていました。

案の定、三段坂の最後の急坂からペースが上がります。
サイクルプラスの山口さんが応援にきていたところで、
サイクルプラスのケントが仕掛けていきました。
下見のときは39×21で上っていましたが、ヒーヒー言いながら39×18で上っていきます。
先頭まであと少しというところで、たれて斜行してきた選手に進路を塞がれブレーキを掛け大幅に減速してしまいました。
この間に吉田、簑原、黒澤が左側からすり抜けていきます。
斜行してきた選手は先ほどから度々アタックをかけていた選手で、あわよくばアタックに乗ろうと思っていたのが裏目にでました。

5秒先くらいに先頭集団がいます。追走は私とほか2名です。
くだりの区間を65km/hまで踏み込み追いかけます。
この局面では追走を人任せにできません。
3名で協力してようやく最後のヘアピンで追いつきましたがすぐにスプリントが始まってしまい、
追いかける気力も脚もないまま集団の最後尾でゴール。
17位ということでした。
最後は後ろを向いて誰もいなかったので脚を緩めていました。
17位という結果は最後の心の弱さが招いた結果です。

結果はチームメイトの吉田が残り300mから飛び出し優勝。
黒澤5位、簑原6位、山口14位、ここまでが先頭集団です。
高田50位、後藤80位でした。
チームとしては残るべき選手を先頭集団に残すことが出来た上で、優勝を含む入賞圏内に3人を送り込むことができました。
定期的に朝錬を行い、おげんきカイロプラクティックの山口先生に身体のケアをしていただいた結果だと思います。

ヨッシー優勝おめでとう!お見事です。次は私の番です。
最後に奥様、広島くらいの距離で前泊させていただき
大変ココロ苦しく思っております。
ブランデー入りもみじ饅頭を一緒に食べましょうね。