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石川サイクルロードレース 選手・マッサーコメント

2021年7月13日

【八幡光哉】
先週の広島同様に登坂が長く、苦戦が予感される。
例年は学法石川からのスタートパレードから始まるが、
今年は周回起点から単純に5周するレース。

先頭では逃げが発生していたりするものの、
とにかくメイン集団に残ることに集中して、せいぜいローテを回す程度。
2周目の終盤、4周目の下りなど何度か集団からこぼれる危機はあったものの、
なんとか最後の登坂へ。
最終局面、バラバラになる集団を後方で淡々と走り、
ゴール間際で数人を抜き15位でフィニッシュ。
当初想定していたよりは良い順位ではありましたが、
展開の穏やかさに助けられたレースでした。

【秋好佑太】
1周のうち5kmが斜度の緩い登り、後半が下り基調のアップダウンというコース。
登りで有力選手から遅れないよう丁寧に走る事を心掛けました。

1周目は後半の下り区間でポジションを下げてしまい、
2周目の登りで集団後方にいたことで脚を使ってしまいました。
この周回で集団は30人ほどに減り、
2人の逃げが出来た状態でラスト周回まで淡々と進み、
ラスト1周の登りの後半で有力選手のアタックで逃げを吸収、
先頭は15人程に減りました。

下り区間で1人抜け出した状態で、最後の登りに突入。
入賞争いに絡めそうな展開でしたが、
ペダルが外れかけるというメカトラで集団後方でゴール。
今回のレースで足りない部分を確認する事が出来たため、
今後も練習を継続して表彰台に上がれるよう努力していきます。

【中林航大】
追走集団後方にて完走しました。
1周目から予想以上のハイペースで展開し、
2周目に入った直後の登坂で先頭からドロップしました。

先頭15-20名、後方追走20人程度
追走はペースが上がらず先頭とタイム差が広がりました。
先頭から落ちてきた選手を回収しつつ進み、
ラストは集団もバラけつつのゴールとなりました。
登れなければJBCFは勝てないとわかっていたつもりでしたがまだ足りませんでした。
まずは痩せます笑
来週はJCRC群馬へ出場します。
明日からまた練習再開です。
応援よろしくお願いします。

【杉浦佳子】
麻痺の無い左脚が股関節唇損傷の為、
アップを理学療法士加納さんに診てもらって可動域を広げていただきスタートへ。

1周目、先頭からちぎれたが、後ろから来た2人の選手について、
3人で回して完走する事ができました。
やっと体調も戻ってきたので、ここからしっかり上げていきたいと思います。
応援、サポートありがとうございました。

【秋元涼】
このレースはVC福岡に加入してから3つ目のレース、
JBCFのレースとしては2つ目のレースとなる。
レース当日は、不安定な天候だが連日の暑さからは解放され、
自分にとってはチャンスであると考えていた。

ウォームアップでは、毎回レース時の予想温度によってメニューを使い分けるため、
今回は試走を兼ねてレースコースで35分と、短めのウォームアップを行なった。
レースは時間通りの9時10分に、パレード走行なしで開始された。

ジュニアカテゴリーにおいては、日本での参加経験がなく、
マークすべき人を事前にリサーチして1周目に挑んだ。
1周目序盤から、小さなアタックが繰り返され集団全体がその度に加速し、
なかなか逃げを容認しない展開だったが、
集団の真ん中で温存をしながら様子を伺っていた。
1周目終盤、スプリントポイント争いが起こるが、
年間ポイントに絡むことが重要ではなかったため集団内での通過。
2周目では、突然の雨により、レース展開は落ち着く様子であった。
そんな中でも、多くの人数がドロップしていく中で、
レース展開はもちろんだが、集団前方に位置することに集中した。

しかし、今までの経験が通用しないような組織化されていない集団内で、
選手同士のレベル・スキルがバラバラな中で、
どのように先頭に躍り出るかにとても苦戦した。
そのような状況もあり、レース3周目中盤の上りにて、
集団の中で起こったアタックに全体が反応した結果、自分の前方で中切れが起こり、
精一杯踏み続けるも思うような出力が出せず距離が離れていってしまった。

その後、一緒に集団をドロップしてしまった3人で追う形となった。
しかし下り坂で集団ほどのスピードが出せず、
徐々に距離が離れ次の上りで協調していた2人がドロップ。
そこから自分のペースで、集団からできるだけタイム差をつけられないように諦めず追い続けるも、4周目の残り3km地点で5分以上のタイム差にてタイムアウト。

日本に帰国後、春シーズンのようなパフォーマンスが発揮できない苦しい状況に悔しさがより一層大きいレースとなった。
今回のレースでは、日本でのジュニアカテゴリーの雰囲気を知ることができたという一方で、今までチーム戦ってきたスキルは通用しない中での、
「個人」として勝利を狙う時のスキルや独走力、
また日本の気候への適応など様々な点において今後考えていかなければならないことを再確認した。

【マッサー 加納篤】
石川ロードレースは、JBCFで1番大好きなレースで、
10年間でE3〜P1まで全てのカテゴリーで出場してきました。  

今回は選手としてではなく、マッサーとして帯同したが、
外から観る景色は、理学療法士としてもとても勉強になり、
大変有意義な時間を過ごせました。  
補給はもちろん、今回は東京パラリンピック女子日本代表の杉浦選手の
アップ前のコンディションケアもお手伝いさせて貰いました。  
股関節は「ロードレーサーの生命線」とも言える関節ですが、
そんなハンデなんぞ吹き飛ばす杉浦選手のモチベーションに胸が熱くなりました。  

選手としてまだ完全に諦めたわけではないので、
パラリンピック金メダルを目指して頑張っているチームメイトに負けずに、
私も「日本一の最速マッサー」を目指す事にしました(笑)