レポート

本多晴飛 新人賞ジャージ奪還!

2021年7月8日

7/10~11 広島にて開催された
ジャパンサイクルリーグ第3、4戦に参戦。
現在、新人賞争いをしている本多晴飛を、
いかににチームで支えることができるか真価が問われる2連戦となりました。

会場での観戦やライブ配信を通して、
多くの皆様よりご声援を頂き、ありがとうございました!

Photo:Itaru Mitsui

7/10 広島トヨタ 広島ロードレース 概要

広島県中央森林公園サイクリングコース(1周12.3㎞)をにて開催された。

VC福岡は本多をエースとし、
向川、檜室、持留、武井、東の6名で参戦。
1周12.3㎞の周回コースを10周回の123㎞。

1周目から集団が分断される展開で、
VC福岡は本多を含む全員が後方集団に取り残される苦しい展開に。
先行する17名の集団には、
有力選手や、新人賞争いをするライバル勢も含まれ、
VC福岡は状況を打開する為、全員で追走を行なった。

しかしながら、後半までタイム差を縮めることはできず、
力を使い果たし、大半のメンバーがリタイヤとなった。
本多はメンバーのアシストを受け、
なんとかゴールに辿り着くことができたものの、
守りたかった新人賞はチームUKYOの宇賀選手へ。
課題が浮き彫りとなるレースとなった。

【リザルト】
本多晴飛  19位
檜室建斗  20位
持留叶汰郎 DNF
向川尚樹  DNF
武井裕   DNF
東優斗   DNF

Photo:Itaru Mitsui

7/11 広島トヨタ 広島クリテリウム 概要 

広島市西区商工センターの公道の1周1.7㎞×30周、51㎞のレース。

VC福岡は東をエースとし、
それ以外のメンバーは前半から積極的に動く作戦。
過去からもこの場所でレースが行われていて、
サバイバルとなりながらも後半の集団スプリントとなるが、
JCL開催は初となり、色々な可能性を視野に入れた。

序盤、向川、持留が逃げを試み、決定的にはならなかったが、
6周目から本多が集団を抜け出し3名の逃げへ。
理想の展開ではなかったが、
チームUKYOの小石選手との逃げは悪くない逃げで、
もちろん勝ちを目指す一方で、
早々に吸収され、集団が激しい展開となってしまうと、
体力を使いきってノーポイントとなってしまうネガティブな可能性も考えると、
行けるところまで行くことが最善と考え、アクセル全開へ。

結果的にはメイン集団につかまったものの、
13位でゴールし、新人賞ジャージを奪還した。

【リザルト】
本多晴飛  13位
持留叶汰郎 DNF
向川尚樹  DNF
武井裕   DNF
檜室建斗  DNF
東優斗   DNF

新人賞(マイヨエスポワール) 本多晴飛

Photo:Itaru Mitsui

周回賞(2回目) 本多晴飛

Photo:Itaru Mitsui

選手コメント

【向川尚樹】
初日のロードは、先頭集団に誰も送り込む事が出来ず、
後ろの集団を牽引するが、タイム差はどんどん開いていく情けない状態になった。
今回のような最悪の場面でもチームでしっかりと集団を牽引できるように、
個々のレベルアップが必要だと感じた。

2日目のクリテリウムはミーティング通り、前半の逃げ全てに選手を送り込めた。
しかし、本多の逃げが吸収された後の最終局面で誰も対応出来ず、
トップチームとの力の差を強く感じた。
個々の力ではまだまだ劣っているので、
選手6人の特徴をしっかり発揮できるチーム作りを今後進めていきたい。

【本多晴飛】
自分は経験が浅く色々なチャレンジをして、
様々なことを吸収していく必要があると考えている。
その中で、今日できる最大限の挑戦ができたと思う。
自分は勝つためには逃げるしかないと考えており、
勝利に一歩近づいたと思う。

【檜室建斗】
個人としてもチームとしても、一戦毎に少しずつ成長をしている事を感じる反面、
トップチームとゴールを争うまでの道のりはまだまだ遠いと感じる2日間でした。

今がVC福岡成長のチャンス。
結果を出す為に私が担うべき役割、その為に必要な練習、準備。
もう一度よく考えて次戦以降に向けて準備して行きます。

【武井裕】
まず、このような情勢の中で沢山の方々に支えられ、
レースを走らせていただけたことに深く感謝致します。

レースについては、初日はチームが苦しい状況の中、
全く貢献出来ず不甲斐ない限りでした。
しかしクリテリウムでは、ハルヒが終盤まで逃げに乗り、
チームとしても成長を感じる内容であったと思います。

また次戦に向け、チーム一丸となって上のリザルトを狙えるよう、
しっかりと準備していきます。

【持留叶汰郎】
初日のロードでは、有力な選手が先頭に固まっているのに前に上がる事が出来ず、
経験の浅さ、周りと展開を見る力のなさを痛感し、
とても悔しいレースとなってしまいました。

2日目のクリテリウムでは前回の宇都宮クリテリウムでの反省を活かし、
前で展開しようと決めていたので、
少しの時間でしたが有力な選手が多く居る逃げに乗る事ができ、
その点は個人的には良かったと感じています。
しかし本多の逃げが出来てからハイスピードの中でチームでまとまる事、
個人的にも前に居るチームメイトに合流する事が出来なかった為、
居場所を主張出来ず、折角のチームメイトの逃げなのに足を使う展開になってしまったのがかなり悔しいです。

反省点は多いですが今までにない手応えをチームとして残せたと思うので、
より良い結果を出せるように練習を積んでいきたいと思います。

【監督 佐藤信哉】
まだまだ課題はあるが、その中で最低限の目標を果たすことはできた。
特に初日はチームの弱点が露呈した。
ただ、シーズンが佳境を迎える前に
こうした経験ができて良かったと考えている。

次戦は九州大分でのレース開催となり、
すでに多くの応援の声を頂く中で、
見ごたえのあるレースの中心にチームが関われるよう、
しっかり準備して臨みたい。

今回のレースで大勢の観客と、
そして多くの方々にライブ配信で応援して頂くなど、
非常にやりがいを感じています。

これは多くの関係者の方々のお陰でありますが、
我々チームは、こうした準備をして頂きました関係者の皆様に感謝すると共に、
我々に出来ることでサイクルロードレースの魅力を伝えていける存在になれるよう、
引き続き精進して参りたいと思います。

【メカニック 田方佐矢子】
今シーズンメカニックとして初帯同となったレースでしたが、
ディスクブレーキ機材でのレースという事で、
様々な課題が見え、貴重な経験を積む事ができた2日間となりました。

懸命な選手達の姿を見て、私もメカニックとして少しでも安心してレースに挑め、
また、練習の成果が発揮できるような機材メンテができるよう、
今回の経験を次に活かしていきたいと思います。

御礼

【ユニフォームスポンサー】
福岡トランス株式会社
株式会社イシバシ
医療法人社団扶洋会秦病院
医療法人西福岡病院
株式会社IOMIC
株式会社ヨシケイ福岡
株式会社博運社
FES
九州酸素株式会社
株式会社藤原運輸
株式会社ジェイプレゼンツ
ホテル四季靭公園

【ウェア・ヘルメット・サングラス・ソックス・キャップ】
championsystemjapan
smithopticsjp
FOOTMAX
FEELCAP

【バイク】
specialized
sworks
tarmac
sl7

【洗車アイテム】
SurLuster

【バーテープ】
IOMIC

【メカニック】
田方佐矢子(サイクルフレンドタカタ)

フォトギャラリー

その① Photo:Yosuke SUGA/ Kenta ONOGUCHI

その➁ 広島ロードレース Photo:VC福岡

その③ 広島クリテリウム Photo:VC福岡

その④ Photo:Itaru Mitsui