レポート

6/28 全日本選手権レポート(佐藤)

2015年7月2日

2012年以来、3年ぶりの挑戦。

アップダウンばかりの1周16㎞のコースを15周、240㎞先がゴール。

ゴールデンウィーク以降、6時間のレース時間に対応する練習ができなかった事や、
心のどこかにストレスもあったのか、
直前一週間あたりでメンタル面弱く、摂生という名のダムが決壊し、
少しばかりコンディションを落としての挑戦となってしまった。

ただ当日の朝は九州メンバーで集まってのウォーミングアップで、気持ちは軽くなってスタートラインにつく事ができた。

 
しかし、スタートするとやはり登りで周りの選手達と比べると息遣いが荒いし、一生懸命登ってもズルズルと位置を下げてしまう。

2回の落車もあったが、それは幸い集団が大きいことと、コースプロフィールに助けられ、致命傷にはならなかった。
ただ、前方ではアタック合戦が繰り広げられ、
逃げが決まらないのでなかなかペースが落ち着かず、
ポジションを挽回するのに苦労した。

Jプロツアーを離れ、シビアなポジション取りも久しぶりだったが、
2周目でようやく位置取りの感覚が戻ってくる。

   
チャンスがあれば前に行きたいと、
条件反射的に10数名で集団を抜け出す。
数的不利となってしまったアイサンの選手がその展開を嫌い、結局うまくいかず集団に吸収された。
そして自分達が吸収されたカウンターで発生した逃げが決まり、そこから先は終始メイン集団内、自分としては内容なし。

積極的に走ることもできず、ただ耐えるだけ。
180㎞経過した辺りの登りからジワジワとキツくなり、周りを見渡すといつの間にかJPT参戦チームの顔ぶればかり。
いつしかバイクのエンジン音がBGMとなる。
集団の最後尾に位置を下げてしまっているということ。

200㎞を超え、5時間経過したところの登りで集団から遅れて、ラスト2周(208㎞地点)を残しリタイア。
長い登りのないコースプロフィールからすれば、
もしかしたらチャンスもあるのではと思ったが、
全日本選手権はそんなに甘いものではない。

寧ろ、ここまで走れたのは、沿道からの声援と遠方からのエールのお陰だと思います。

応援ありがとうございました。

また一緒にレースを走った皆様、お疲れ様でした。

最後に余談ですが、
2010年からレースを始めて以来5年半、
妻のサポートで、補給(ボトルの水など)を取り損なった事が一度もありませんでした。

…が今回、初めてボトルを落としました。
ご報告まで。