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5/13 宇都宮ロードレース メンバーレポート

2018年5月16日

【松木健治】
P1クラスタ/19位

朝から雨がぽつぽつと降り始め、荒れる予感の2日目の宇都宮ロード。

コースは鶴カントリーの短い登りと、萩の登りの2か所の一周6.7KMの短いコースだが、
フル減速系のコーナーが何か所かあり、一列棒状が予想できるコース。

距離90kmと聞けば、それほどは長くないと感じるかもしれないが、
これくらいの距離がペースが緩まず休みどころがあまりなく、実はレースとしては一番きつい。

アップは30分ほどするが、昨日の疲れが残っているのか足の状態はいまいち。
スロースターターの私にはきつそうな予感がプンプン。

13時小雨の中レース開始。

ローリングのあと、レースが開始するが、
いきなりのアタック合戦が始まり、なかなか逃げが決まらずに超ハイペースの序盤。
登りもフルもがきなら下りも一列棒状でまったく緩められず、
4周目くらいまで今シーズン最も苦しい時間を過ごす。

スロースターターにこの強度はきつすぎて、
今日は絶対に無理だと半ば諦めに近い精神状態。

5周目くらいでようやくブリッツェンとマトリックスの2名の逃げができて、
集団はシマノのコントロールに入るとやや落ち着いた展開に。
それでも逃げとの距離は40秒程度までに抑えていたので、
ペース的には緩みきっているわけではない。

レースが中盤に入り雨足が強くなってくる。

下りから平坦に入るコーナーをチームメイトの松田君の後ろで下っていると、
前方でスリップ落車。
松田君も落車を避けきれずに滑って落車。
私はこけないようにロックしかけたタイヤをブレーキ開放してたて直し、
縁石ギリギリでストップし足をつく。
前には複数落車組が居たが、集団は行ってしまう。

シクロクロス的飛び乗りでとっさに追いかけるも、既に集団は200m以上前方で絶望的状況。
ここでなんと監督兼選手の佐藤さんが一緒に足止めを食らっていて、
2人で集団を追いかけるとの指示。
いや、牽くから集団まで戻れという指示。

佐藤さんの牽引のもと追いかける。
途中前に出ようとしたら、牽くから出なくてよいと。

運よく前方に4名くらいの落車組が走っていて、
佐藤さんの牽引からそこまでジャンプしろとの指示があり、その中に入る。
そのメンバーも全員虫の息だったが、
なんとか萩の登りでいっぱいいっぱいになりながらも集団に復帰。

今日は序盤のきつさに加えてこの追走が本当にきつかった。
佐藤さんも一緒に戻れた様子。
佐藤さんに集団まで戻してもらったからには、
弱音を吐かずに何とか最後まで耐えなければならない。

ラスト4周くらいで集団が逃げを吸収し、再びのアタック合戦。
これがまたきつい。

集団は人数を一気に減らし、
ブリッツェン、マトリックスのエースどころ15名くらいが前に抜けていくのを着けきれず。
その次の集団に踏み止まる。
実際は11名の先頭に、リーダージャージの窪木選手含む5名の追走の後ろの第三集団。

この集団はもはや前まで追いつく足はなく、
千切れてからは一気にペースが落ち着きかなり走りやすい状態となった。

前を走る人数を考えると、20位以内のカードはあと何枚か残っていそうなので、
なんとかこの集団の前方でゴールすることを考え、残り3周を耐える。

それでも前半で使った足へのダメージが結構効いてきており、
最終周はかなり足に来ていたが、
チームに少しでも貢献せねばという思いだけで、
最後に上がったペースアップもなんとかギリギリ対応。

最後はなけなしの足でもがいて19位に滑り込み。

久々のJPTのロードレースの20位以内。
メンタル的に相当きつく、いろいろトラブルがありながらも全力は尽くせたかと思う。

2日連続で19位となったが、
佐藤さんが怪我から復帰して同じレースを走れるようになったことは、
色々なバリエーションが取れるようになり、精神的にもかなり大きい。

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【佐藤信哉】
P1クラスタ/37位

難易度の高いコースでチームとしてやれることは限られる。

また、このレースもJPT初参戦となる中森がいた為、
レース前~レーススタートもなるべくチームで動き、
コミュニケーションを取りながら1人でも多くの完走を果たし、経験を積み、次に繋げる。
 
結果としては、松木が19位、自分が37位で2人が完走。
 
テクニカルな下りコーナーがあり、また悪天候の中、トラブルも多く、
それ以外のメンバーはリタイヤを余儀なくされた。
 
体力は少しずつ復調し戻ってきているはずだが、まだ2~3㎏ほど体が重く、
とにかく坂が苦しかった。
昨年とコースが逆回りとなり、斜度が緩くなったのでなんとかなるか…
と勘違いしていた。
 
3周目まではとにかくペースが速く、
4周目くらいまでは余裕が生まれない。

ただ、それは皆にとっても同じで、どんどん集団の人数を減らしていく。
この時、既に50名くらい。
気づくと最後尾のオートバイが自分の背後にいることが何度もあった。
 
ただ、周りを見渡すと松木、松田、早川が残っているのが確認できる。
皆自分よりも安定している様子で、自分さえ頑張れば…
とそんなことを思い始めたレース中盤。
 
前方で集団落車発生。
目の前にいた松田も避けきれず、スライディングしていく。

集団は遥か前方に行ってしまい、
背後で同じく行く手を阻まれている松木を見た時は、激しい絶望感。

 
どうするか迷ったが、松田の復帰を待つと全滅するかもしれず、
とりあえず松木と共にリスタートし、2人旅へ。

 
自分は体力的にもう勝負はできないと思っていたので、
松木をとにかく集団に戻すことで必死だった。
半周ほどで何とか集団に再合流。
 
その後、プロトンが逃げ吸収の活性化したタイミングで自分は力尽きドロップ。
ゴールに辿り着くと、松木が19位との嬉しい知らせ。
 
このレース、早川も前原も落車で沈んだとのこと。
皆の走りが安定し、纏まってくれば、
チームとしてもっと積極的に動けるようになりそう。
 
次戦の6/9那須、
そして前半戦の山場となる、6/30~7/1の広島に向けて、

もう少ししっかり走れるようにして臨みます。
 

【早川祐司】
P1クラスタ/DNF

宇都宮でのJプロツアー2戦目はジャパンカップでおなじみの宇都宮森林公園鶴CC周回。

今年に入り、何十周回したか分らないほど走り込んでいたこのコースだが、
昨年とは逆の右回りになったのを知ったのがGW期間中(笑)。
逆回りになった印象は、登りの難易度が下がり昨年よりは楽になるかも?
しかし斜度が緩い分ペースは早いかもかも?
いずれにしろ、
遠方からの参加者以上に走り込んだのは間違いないので自信を持ってレースに臨む。

レース当日の天気予報では15:00頃から雨80%となっていたのだが、
朝目を覚ましたら既に雨が降ったり止んだり。

Jプロツアーのスタートが近づくにつれ雨脚が増してくる。
今年初の雨レース。
いやがおうにも緊張感が増す。

我がVC FUKUOKAはフルメンバーの8名での参加。
昨日に引き続き、自分は佐藤さん、松木さんが見える位置を常にキープし、
終盤何かしらのサポートをすることが目標。

スタート開始直後、昨年より斜度が緩くなったため登りでのペースが早く、
そのまま平地も一列棒状。
コースレイアウト的に逃げが決まりにくく、しばらくは早いまま。

しかし自分は、登りでのペースをコントロールし、
登り切ったところで常に余力を残すように意識する。

今回のコースには、2つの短い登りと、1か所2分程度の登りがある。
集団のペースが早い中でもいかにして乳酸を溜めきらずに楽に登れるかを毎周回考えながら。

5周回?程度したところでようやく集団が落ち着いてきた。
脚、心肺機能共にまだまだいけるという感覚を持って備えていた。のだが。。。

萩の道という下りから右直角コーナー(逆バンク)を、
注意しながらそろそろと曲がり始めたところ、突然フロントタイヤがすくわれ痛恨の単独落車。
本降りとなった雨に足元をすくわれる。

ハズれたチェーンをフロントチェーンリングにはめようとするがなかなか元に戻らず。
たまらず立哨員が手伝ってくれるが集団ははるか彼方へ。

約1周回単独走をし、後方から来た選手とローテするが、
どうにもリヤホイールの具合が悪くハイスピードの下りが怖い。
この集団から離れ右手から滴り落ちる血を見てレースを降りようか考えていると、
前方で落車したと思われる選手たちが。

その中にVCジャージ。
チームメイト松田選手が居た。
気を取り直し、彼とドッキングして一緒に走るが、
約3周程度しスタートラインで赤旗が降られる。
残り4周回?だったか。

今日は逃げがなかなか決まらず序盤はずっとペースが早かったが、
うまく対応できていたし、
数周したところで集団のペースが緩むタイミングを見計らい、
前方へ移動するなど冷静に戦況も把握できていただけに落車は残念。

しかし軽い擦過傷のみで済んだのは不幸中の幸いか?
Jプロツアーは次戦那須2連戦までしばらく間が空くので一旦カラダを休め、
また次戦までにしっかり仕上げていきたい。

宇都宮2連戦も佐藤監督、みきさんにはパーフェクトサポートで大変お世話になりました。
遠方からの遠征に頭が下がります。

地元の友人知人が日曜日もコースのあちこちで名前を呼んでくれてとても嬉しく、
完走できなく悔しくも思いますが、また次に向け取り組んでいきます。
応援ありがとうございました。

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【松田真和】
P1クラスタ/DNF

目標:メイン集団に残って完走

昨日同様、後方からチームでまとまってスタート。

後方は常にインターバルがかかり、中切れがいつ起きてもおかしくない状態。
平坦区間で少しずつ前へ上るが、自分の少し前で中切れが起きてしまった。
周りの人と協力して何とか前へ追いついたが、1周目終了時点でかなりきつい。

その後もハイペースは続き、3周目の時点ですでに3、4割は減っていたように思う。
逃げが決まりペースも少し落ち着いたタイミングでポジションを上げていき、
ブリッツェンなどトップチームのすぐ後ろあたりで周回をこなしていく。

下りとコーナーでは置いていかれない範囲で最大限の注意を払っていたつもりだったが、
7周目のコーナーで前の選手が落車し、
避けようとブレーキをかけたところスリップしてしまい、自分も落車。

身体と自転車が無事なのを確認してすぐにスタートしようとするが、
どうもホイールが振れているように感じ再びストップ。
これで同じように落車した選手達からも完全に遅れてしまう。

結局ホイールは無事で、
一人で走り始めたところ後ろから来てくれた早川さんとゴールを目指すも9周目で足切りに。

思ったよりも手応えを感じつつ走れていたので残念だったが、
落車時、自分のすぐ後ろにいた佐藤さん松木さんは落車を避けて集団に戻っているし、
ブレーキングなど足りない部分がきっとあったのだろう。

この反省を生かして次に備えていきたい。

【中森大樹】
P1クラスタ/DNF

自身の今年初レース、初JPTレースでした。

前回出場したレースから7ヶ月ぶりのレースで不安、緊張共に大きかったです。

序盤から(自分にとっては)かなりハイペースで、
後方はインターバルがかかって休める平坦でも踏まされ、
かなり脚を削ってしまい集団からドロップ。

その後は集団から遅れてしまった人達でローテーションを回し、周回を消化。
前からはどんどん遅れてきた人達が降ってくるため、
最終的に40人ぐらいのグルペットになったが8周回を完了したところで赤旗でした。

ほんの少しの車間が命取りになることが多く、集団が緩くなったところで休むのではなく、
こまめに少しずつでも位置を上げておくことが、
後方にかかるインターバルの餌食にならないためにも重要だと強く感じました。

【前原直幸】
P1クラスタ/DNF

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=364065564000267&id=100011904794863
こちらの通り、落車してしまいDNFとなました。
長い下りで良い位置を取れなかったことがダメなポイント。
次戦では序盤から前方スタート出来るよう、ハイペースに対応できる練習を増やそうと思う。
今は回復に専念します。

【吉安広大】
E3クラスタ/21位

前日、最後尾スタートで失敗したため、
今回は。という思いで早めにサインをしたが、またもや最後尾となり最悪な状況でした。

気持ちを切り替えスタート。
1周目の登りを利用して集団前方に位置を上げることができました。

特に逃げなどの展開はありませんでしたが、集団は25名ほどに絞られていました。

そのまま3周目に突入し、先頭を引く場面があったため気持ちが盛り上がり、
調子に乗って長い距離を引いてしまいました。
それが裏目にでたのか、最後の登りで足が残っておらず、集団からドロップ。
そのままゴールという形におわりました。

集団での走り方を普段の練習から身につけないといけないと勉強になり、
かなり収穫の多いレースになりました。
一つ一つのレースの経験を大事にして次に生かします。