レポート

2014年BRM1018嘉麻300km

2015年1月26日

今更ながら2014年10月18日に参加したブルベの記事です。

寄稿者 森 幸一
日時  2014年10月18日 14:00スタート
参加者 森 28名
コース 嘉麻-中津-国東-別府-安心院-本耶馬渓-日田-杷木-嘉麻
     (304,4km)
もちろんチームからの参加は私だけです。
2月に延期になった分の代替ブルベのためか73名のエントリー
に対し28名の参加者でした。
ブルベ常連の徳永氏、亀井氏が参加されています。
天候は絶好の秋晴れで、北東から微風が吹いています。
予報では最高気温26度・最低気温10度、降水確率0%です。
ほとんどが夜間走行になるので、前照灯2本+ヘルメットライト(前)、
尾灯2個+ヘルメットライト(後)と予備電池4本。
服装は、冬用タイツにフリースの上着、ウィンドブレーカーを携帯してます。
ツール缶を持っていくため、シングルボトルです。
機材の面では、リムに重りを貼って、ホイールバランスを取ってみました。

13:00 米の山-嘉麻 18kmくらい
午前中は家族と過ごし、米の山の麓まで車で送ってもらいました。
米の山の登りは、とても暑かったです。昼食直後のためか体が
重くて、39×23でゆっくり登りました。
向かい風のなか14:00くらいにスタート地点に到着。
みんながスタートしていく中、私一人だけ反対(受付)方向に進みます。
スタート手続きの後、すこし談笑して出発します。

14:00 スタート(嘉麻)-PC1(中津)63.3km
嘉麻-川崎-行橋付近-中津
ブルベではおなじみの道を走ります。相変わらず暑くて上着の
ファスナーはほぼ全開です。
川崎駅の手前で徳永氏に追い付き、少し一緒に走ります。
40kmくらい走ったところで、ドリンクがなくなり自販機で補給します。
リアルゴールドを楽しんでいると、6名から抜かれます。
リスタートして、5名の集団の後ろについていると、
「VCは前を走らないとだめでしょ。」とありがたい応援をいただきます。
先行している1名に追い付くべく、そこそこのペースで走ります。
先行しているのは亀井氏でした。国道10号線から先は交通量が増えます。
中津城を横目に走っていると、黒田官兵衛があちこちにいます。
亀井氏からガーミンの素晴らしさを聞いているうちに16:16PC1に到着です。
暑さのためか補給したドリンクもほとんど残っていませんでした。
おにぎり2つと軽く補給して早々に出発します。

16:30 PC1(中津)-PC2(国東) 54.1km
中津-新地-両子山-国東
しばらくは交通量、信号停車ともにそこそこあります。
西に傾いた太陽は、収穫を終えた田んぼを茜色に染めています。
私の影は、脚が長く20頭身くらいに伸びています。
そろそろ長く寒い夜の始まりです。
仕事の業務連絡を済ませたついでに夜装備を整えます。
完全に陽が落ちたころから両子山の登りが始まります。
勾配16%ほどでコンクリート舗装の道が1kmほど続き、ヒイコラ登って、
終わったかと思ったらゆずりあい道(登坂車線)勾配10%ほどが2kmほど
残っていました。ここでPC1で先発していた亀井氏に追い付きました。
高度が高く勾配がキツイ下り始めは、寒かったです。
緩い勾配になると漕げるので、寒さは和らいできました。
下りきってすぐに18:44PC2に到着します。
おにぎり2つ補給、携行食を購入して出発します。

PC2(国東)-PC3(安心院) 69.4km
国東-別府-APU-アフリカンサファリ-安心院
国東から別府まではほぼ平坦の海岸線を走ります。
ツールド国東でおなじみの道です。
大分空港の付近は、街灯も多く明るいです。
住吉浜からは海を挟んで大分市街の明かりが望めます。
八坂川河口の断崖の上には、杵築城が見えます。
10号線に合流するところは別府市街を見下ろしながらのダウンヒルです。
別府市街地に入ると非常に交通量が多く気を遣います。
APU入口から登りが始まります。ここで亀井氏と別れ、ゴールまで単独行です。
高度があがってくると木々の切れ間から別府の夜景が見え隠れします。
APUからは勾配が緩くなり、アップダウンを繰り返しながら徐々に
アフリカンサファリまで登っていきます。
アフリカンサファリのゾウの像まで来たら、安心院までの長い下りです。
自販機で一休みし、ウィンドブレーカーを着こんで下りに備えます。
やっぱり下りは寒くて、軽めのギアを掛けて極力脚を廻します。
21:59PC3に到着、サンドイッチ・ちくわ・野菜ジュースで補給します。

PC3(安心院)-CP1(本耶馬渓) 29.4km
安心院-東院内-鹿嵐トンネル-本耶馬渓
交通量少なくとても走りやすい区間でした。
国道500線に入り、鹿嵐トンネルまで登ります。
国道ですが途中から幅員狭く、街灯もまったくありません。
ところどころでウサギやキツネ?が先導してくれます。
林からゴソゴソ音がします。おそらく鹿です。道に出てこられると
怖いのでベルを鳴らしながら登ります。
真っ暗な中「ちーん、ちーん、ちーん」と鳴らすと別の意味で怖くなってきます。
鹿嵐トンネルを抜けたところで、少し休憩します。
ライトを消すと雲ひとつない夜空で、こんなに星ってあるんだと思いました。
たくさんの宝石を散りばめた黒いドレスの様です。
よく見ると白はもちろん赤、青、黄色、星にも色があるんですね。
ウィンドブレーカーを着こんで下りにはいります。
落石注意の看板が示す通り、頭くらいの大きさの落石がいくつかありました。
人里に入るまでは、ベルを鳴らしながらゆっくりと下ります。
23:06CP1に到着。おにぎり、バナナ、パンで補給します。

CP1(本耶馬渓)-PC4(杷木) 51.9km
本耶馬渓-日田-杷木
CP1のすぐ近くなので日本最古の有料道路といわれる青の洞門に
寄り道してみます。ノミと槌だけで掘ったトンネルです。
紅葉の季節は、たくさんの観光客で賑わうようです。
国道212号線にもどり日田を目指します。
弱い向かい風の中、勾配1%〜2%の登りを30km/hで淡々と進みます。
道幅広く、街灯もあり、交通量少なく走りやすいですが、退屈な気分に
なってしまいます。疲れてきている兆候です。
奥耶馬トンネル付近は案外、勾配がきつかったです。
頂点は標高400mほどですが、こんなに登るとは思っていなかったので、
(平坦区間と思っていました。)イラっとしました。
道路脇の温度表示は6℃で下りはかなり寒いです。
下りきったら日田から国道386号線に入ります。
筑後川沿いなのでほんの少し下り勾配です。
日付が変わって02:03にPC4に到着します。
ゴールまですぐなので、おにぎり一つだけ補給します。
ボランティアスタッフの方と少し談笑して出発します。

PC5(杷木)-ゴール(嘉麻)  35.7km
杷木-小石原-嘉麻峠-嘉麻
集中力が落ちてきているようで、軽いミスコースを
2回しました。小石原までは緩い登り(5%位?)が
延々と続きます。
半分も登っていないのに、峠のピークと思い込んでしまっていたところで、
道の駅小石原(ほぼピーク地点)まで残り10kmの看板を見たときは
憂鬱になりました。
39×25(インナーロー)でゆっくりと登ります。
だらだらと長い登りを終えると、直線が多く急な嘉麻峠をくだります。
とても寒くて、平地や登りが恋しくなります。
平坦区間にはいり、少し追い風の中35km/hで淡々とゴールを目指します。
3:51ゴールに到着。予想通りだれもいません。
とりあえず腹も減ったし寒いので隣のジョイフルで腹ごしらえです。
ジョイフルの中で、ボランティアスタッフの方を発見します。
食事をしながらゴール手続きを行ってもらいます。

(輪行で)大野城-福岡市南区 10km弱
大野城-福岡市南区
消化によく、暖かい鍋焼きうどんを食べて、人心地つくと
家までの自走がとても億劫になってきます。
スタッフの方と談笑しているとブルベ師匠の徳永氏もゴールしました。
珍しいことに今回は輪行とのことでしたので、大野城まで
猫足プジョー号で送ってもらいました。お急ぎの中、ありがとうございます。
大野城からは東の空は白地みかかってきている中、
25km/hでゆっくりと帰りました。6:30位に自宅に到着しました。

総走行距離 332kmくらい
累積標高   3500mくらい
総走行時間 17時間30分
ナイトセッションに峠が多くて、下りで気を遣うブルベになりました。
ブルベ中は休憩少なく、いい走行が出来たと思います。

奥様へ
2014年はレース成績もふがいなく、度重なる遠征で
ご迷惑おかけしてしましました。
貴女は望んでいないでしょうが、
2015年はせめて成績だけでもよくします。